冬季アジア選手権【準備編】
2/24〜26開催 冬季アジア選手権(及びヒーロー予選)に参加してきました
1.【あらすじ 】
冬季シーズンは
top200 2回と通常レジェ、 夏季選手権
「合計 6pt 」 と選手権を目指すには
とても不甲斐ない結果と終わりましたが
日頃からお世話になっている
ハースストーンデッキ検索|HearthGamers 様主催の炉端の集いで酒場のヒーローの権利を獲得することができ首の皮が一枚繋がりました
2.【デッキ構成の模索】
ガジェッツァンリリース後、
ラダー及び大会では
3パチ(ウォリアー、シャーマン、ローグ)
2レノ(メイジ、ウォーロック)
これら5つのヒーローが大きくシェアを占めている状態で
また、◯◯メタ構成を持ち込んでも圧倒的デッキパワーによって抜けられてしまうため
構成に幅はなく数枚のテックカードで差が出る程度でした
大会構成の変異についてはke1さんがブログで分かりやすく解説されてます↓
【Hearthstone】ガジェッツァン以降の大会構成の変遷 - Ke1の現在進行形
まず最初に目をつけたのが
海賊ウォリアー
アグロシャーマン
ミラクルローグ
レノロック
3パチ1レノ構成 (シャーマンBAN)
デッキパワーが非常に高く
それぞれが多少の不利マッチをひっくり返すポテンシャルを持っています
この構成は海外大会でかなり長い期間使用して
ベスト16→3回、ベスト32→6回と獲得ポイント0という悲惨な結果に終わりました
原因はなんだったのでしょうか
主に以下の3つが挙げられます
ミラクルローグの安定性
レノロックと環境
対レノメイジ
ミラクルローグの安定性
デッキの性質上、スペルに多くの枠を割くため
ミニオンを引けないことによる中盤の事故によって有利マッチを落とす展開が海外大会で目立ちました
また、海賊出張セットの登場で序盤の展開を手に入れたローグですが、過去最速最凶の海賊ウォリアーには明確に不利がついてしまうことが戦略の幅を狭めます
以上のことから
選手権1ヶ月前の段階でミラクルローグは選択肢から消えました
レノロックと環境
自分は基本的にアグロデッキを中心にプレイしますが
それ以外のデッキの中でレノロックはスタン導入前から愛用する得意デッキの1つです
しかし、環境デッキに対しては
ミラクルローグ→微不利〜不利
海賊ウォリアー→微不利
レノメイジ→5分〜微不利
※個人の感想です
とあまりいい立ち位置ではありません
ですが、安定感と構築の幅によるポテンシャルの高さは圧倒的で構築を一旦保留としました
対レノメイジ
レノメイジはこの構成では厳しいマッチアップです
EU選手権でLifecoachを筆頭とするプレイヤーが過剰なメタを貼っていたので、世間もこれに従うかと思いきや全体的な流れはこれにあらず
レノメイジに必勝するにはかなり寄せた構成を用意する必要があり、アグロ構成などレノメイジを採用していない構成にfree winを許しかねません
しかし、高い採用率が予想されるため無視すると大きく勝率を下げることは目に見えています
その後もさまざまな構成を海外大会で試し
大まかな方針が決まりました
デッキパワーが最優先
相性と事故によるフリーウィンをさせない
テックカードを採用してミラー、不利マッチの改善
デッキパワーの高いこの環境は相性を◯◯メタ構成は避けるべきで、デッキが回ることを意識するべきだと考えました
(のちにメタ構成で大波乱を起こす2人出てくるがそれは別の話…)
この段階で
・アグロシャーマン
・海賊ウォリアー
・(シャーマンBAN)
まずテンプレかつ歴代最高クラスのデッキパワーを誇る2デッキと海賊ウォリアーの障害になるシャーマンのBANまでが確定
残り2枠
デッキ提出まで残り1週間
・レノロック→良い構築が見つかれば
・レノメイジ→レノロックを持ち込むならセットで持ち込みたい、ただ理解度の面で練習時間が少なく心配
・テンポメイジ→安定感が不安、海外大会でのアグロ構成敗因が大体このデッキ
・アグローグ→この時点でデッキパワーが未知
・ドルイド→単体では良さそうだが他に一貫性のあるデッキを用意するのが難しい
(※個人の感想です)
薄っすらとこのような印象で時間だけが過ぎて行きますが、デッキ提出3日前にBeerBrickで優勝されたラスカル鑑定団・雛夜(Twitter@hinayaHS)さんの構成が目に止まります
好成績は本人の強さもさることながら、デッキの強さに間違いがないことの証明であり、賭けてみるだけの価値があると判断。翌日丸っとコピーし海外大会に参加
レノロック 7-0
アグローグ 7-1
結果 優勝 (HCT5pt)
圧倒的な完成度を実感しました。
・アグローグにアルガスを採用
自分は対海賊を微不利だと感じていて防御面を死角からの一刺しに頼るのは心配でしたが
アルガスを採用することでリーパーやリロイなどのバーストをシャットダウンすることができ防御面を大きく向上できます
また聖なる盾が4枚採用されている点もシナジーを形成します
・レノロックにボルフラムシールドを採用
このカードは一見すると6マナ9点ヒールに見えますが大きな役割を果たしています
・蘇生で9点回復
・体力バフが実質回復
2.ジャラクサスとのシナジー
対レノメイジでの勝ちプランに
ジャラクサス+ガザカスポーションで装甲を積む
というものがあります
しかし、早い段階での変身に失敗すると15点バーストを握られて変身できないゲーム展開がありました
ボルフラムシールドはそういった展開で
先貼りできる装甲として活躍します
そして最終的に提出したリストがこちら
ほぼ変更はなく
アグロシャーマンのアジュアドレイクを増やすことでレイトゲームに強くしています
3.【調整】
(暇そうで、強くて、選手権に出ない人いないかな…)
(そんな都合よくいないよな…)
いた!!!!!!!
uya (Twitter @5ya_ittsu)
夏季日本選手権ベスト4、レジェンド1位を複数回獲得しているトッププレイヤー
この時もアグローグでレジェ6位に到達していた
【デッキガイド】レジェンド6位 uya アグロローグ|コンボ解説&マッチアップ毎のマリガンや戦術 - ハースストーンデッキ検索|HearthGamers
僕のワガママで多くのマッチアップを調整調整していただきました
uyaさんは海賊を使いこんでいるだけあってミラーの理解の深さは相当なもので
パッチーズを引かれて負けた時は自信を喪失しました
僕の薄っぺらなプレイに対し、経験に沿った確かなアドバイスをいただき、大きく成長することができました
多くの方の支えで確かな自信を手に入れたが
結果は果たして…
後半へ続く